平屋の勘違い その2

2022/01/13

『平屋』と聞くと、

 “高そう・・・”というイメージと同時に

“広い敷地じゃなきゃ無理だ・・・”

というイメージが浮かんできます。

 

実際、新規分譲地に建っているお家を見てみると、

2階建てばかりなので、

50坪や60坪では足りないんじゃないか?

と普通は考えてしまうでしょう。

 

また、それに拍車をかけて、

不動産屋や住宅会社までも、

けっこう広い土地が必要ですよと言うので、

“平屋にはお金がかかる”と決めつけてしまい、

多くの方が、あっさりと平屋を諦めてしまいます。

 

しかし、実際は、

平屋を建てるにしても、

それほど大きな敷地はいりません。

 

なぜなら、平屋にするからといって、

2階建ての2階部分が

そのまま1階に足されるわけではなく

階段や廊下もカット出来るし、

トイレも1カ所でいいし、

余分な部屋もつくる必要がなくなるからです。

 

つまり、平屋にすれば

自ずと家がコンパクトになるというわけですね。

 

それゆえ、弊社では、

土地面積が55坪を超えれば、

よほど敷地条件が悪くない限りは、

『平屋』を提案させていただくし、

50坪やそれ以下の場合でも、

可能なら『平屋』をご提案させていただいています。

 

✔無駄に広い土地を買ってしまうと・・・

 

まず、土地に余分なコストが掛かります。

仮に、20坪も余分に土地を買ってしまい、

坪単価が15万円だとしたら、

300万円も不必要な出費をしてしまったことになります。

 

また、余分に買ってしまった20坪分、

外構工事もしないといけなくなり、

もしコンクリートを打ったら、

それだけで50万円ものコストがかかってしまいますが、

さらに、これらに35年分の利息を合わせると、

ざっと400万円以上無駄な支出をしていることになります。

 

しかし、出費はそれだけにとどまらず、

ずっと払い続けなければいけない固定資産税も、

必然的に高くなってしまうのですが、

固定資産税は60坪を超えると、

超えた部分に関しては税金が2倍になるため、

ずっと割高な納税をし続けるハメになってしまいます。

 

ということで、土地探しをする前に、

どんな家が建てたいのかを、

ある程度明確にしていただければと思います。

 

それが明確になれば、

そのために必要な土地の広さがどれくらいなのか?

が分かるようになります。

 

結果、無駄に広い土地を探したり

購入したりする必要がなくなり、

その分、余分な出費を削ることが出来ます。

 

また『平屋』は2階建てに比べて、

面積が小さくなるため、

実は、建築コストも高いわけではありません。

  

ですから、魅力やメリットがたっぷりの『平屋』を、

コストを理由に諦めないようにしていただければと思います。

 

ぜひ、参考にし、

前向きに家づくりをしてください!