家を建てる時は、
今や近い将来のことのみなく、
中長期的なことを考えた上で、
建てるようにしなければいけません。
理由は40年〜50年今建てた家に住み続けることになるからです。
それゆえ、弊社ではいつまでも住みやすく、
かつ、金銭的負担が最も少なくなるような家づくりを
ご提案させていただいています。
例えば、2階建てと平屋を比べてみると、
誰もが、平屋の方が住みやすいだろうと
思うのではないでしょうか?
しかし、現実は、平屋で家を建てる方はあまりいなく、
ほとんどの方が2階建ての家を建てています。
もちろん、敷地の広さや建築基準法の制限によって、
平屋を建てることが出来ない場合もあります。
ですがこのような場合でも、出来る限り1階に部屋や収納をつくり、
2階へのウェイトを最小限に抑え、
より使いやすく、より住みやすい家になるようにすべきです。
✔なぜ、2階建てありきで家を建ててしまうのか?
理由その1:みんなが2階建てにしているから
敷地の広さや形状に関係なく、
当たり前のように2階建てにしてしまう最大の理由は、
おそらくこれが理由ではないでしょうか?
家の基本は「平屋」から始まります。
ましてや、台風による強風の影響を受けやすい地域では、
耐震面も含めて、出来るだけ平屋にすることが好ましいのです。
ですが、なぜか住宅会社側もどんな敷地であろうと、
2階建てで設計することが当たり前になっているのが現状です。
理由その2:平屋は高いと聞くから
多くの方が「平屋は高い」というイメージを、
お持ちのような気がします。
確かに、平屋は2階建てに比べて、
同じ坪数であれば、
坪単価が高くなってしまいます。
しかし、平屋にすれば、
2階建てでは絶対に必要となる階段がいらなくなるし、
廊下も2階建てに比べてカットしやすいのです。
また、全てのスペースが1階にあるため、
部屋数も最小限に抑えることが出来、
1つ1つの広さも最小限に抑えやすくなります。
つまり、平屋にすれば、
使いやすさや住みやすさを一切損なうことなく、
家をコンパクトにすることが出来るというわけなのです。
結果、2階建てと同じぐらいの価格か、
あるいは2階建てより安く建てることが出来るようになるのです。
理由その3:坪単価や数や広さにこだわるから
家の価格を最も左右するのが家の面積なのです。
当たり前のことなのですが、
家を大きくすれば、総額は高くなります。
家を小さくすれば、総額は安くなります。
ですが一方で、
家を大きくすれば、坪単価は安くなるし、
家を小さくすれば、坪単価は高くなるのす。
ですから、坪単価や部屋数、部屋の広さなどにこだわる方は、
割安で建てられる2階建てにせざるを得ないというわけなんです。
理由その4:かなり広い土地が必要だと思っているから
なにも建っていない土地を見ると、
実際の広さよりもかなり狭く感じてしまいます。
ですから、多くの方が必要以上に広い土地をもとめてしまうし、
ましてや平屋を建てたいとなれば、
もっともっと広い土地じゃないとダメだと思ってしまい、
そんな大きな土地は買えないと諦めてしまう方が多いのです。
しかし、現実的には60坪もあれば、
4人家族がゆったり過ごせる平屋を建てることが出来るし、
50坪台の土地やあるいはそれ以下の土地でも、
平屋を実現することが可能なのです。
✔コンパクトな平屋が家計にも優しい
以上のように、無駄に広い土地を買わず、
無駄に家を大きくしなければ、
最も安い価格で手に入れることが出来るマイホームが、
平屋ということになるのです。
そして、平屋にしておけば、
定期的なメンテナンスコストも抑えられるし、
将来、1階に部屋や収納が足りないということや、
無駄な増改築費用も必要じゃなくなります。
また、生涯ローンである電気代も、
家をコンパクトにしておいた方が安く済むため、
最初にかかる建築費用だけではなく、
継続的に掛かり続けていくランニングコストも
安く抑えることが出来るようになるのです。
ということで、
固定概念に縛られることなく、
また中長期のことまでしっかり考えた上で、
家づくりをするようにしていただければと思います。
その選択によっては、
一生涯で使えるお金が、
1000万円以上も違ってくることもあるのですから・・・