平屋の魅力 その5

2021/06/07

2階建ての家で暮らすとなると、

あなた自身が、よほどこまめに片付けをするか、

あるいは子供たちに片付けを癖づけるようにしないと、

暮らしの中心となるリビングダイニングが

いつも散らかった状態になってしまいます。

 

その理由は2つあり、

1つは子供部屋が2階にあるため、

子供たちが自分の部屋に

衣類や荷物を持って行ってくれないこと、

そして、もう1つは、

1階にそれらの置場が不足しているからです。

  

そして、これを解決するために住宅会社は、

1階に部屋や収納をより多くつくることを

オススメするのですが、そうなると、

1階の床面積が大きくなってしまうため、

結果的に家のコストがどんどん上がってしまいます。

 

ですから、弊社では、

『平屋』にすることによって、

全ての部屋と収納を1階に集約することをオススメしています。

 

平屋にすれば、子供部屋が1階になり、

リビングダイニングを散らかす最大の要因である

子供たちの荷物や衣類を、

自分の部屋に持って行きやすくなります。

 

わざわざ、面倒くさい階段を

往復する必要がなくなり、

移動距離も短くなり、

親の近くに居ることが出来るようになるからです。

 

また、寝室や収納も1階にあるので、

自分たちの衣類やいつも使うモノも、

部屋や収納に持って行きやすくなります。

 

自分たちだって、疲れて帰って来て

わざわざ階段を往復するのは、

面倒くさいですよね(笑)

 

たったこれだけのことですが、

ずいぶんリビングダイニングを

片付いた状態で保ちやすくなる

んじゃないかなーって思います。

 

✔収納のつくり方に注意

 

あとは、収納のつくり方にだけ

注意していただければ、

コストを上げることなく、

よりたくさんの収納をつくることが出来ます。

 

多くの方が、収納の多い少ないを

『床面積』で判断してしまいます。

その理由は、平面図だけを見て考えてしまうからと、

住宅会社側の説明が不十分だからです。

 

しかし、床面積で収納を考えていくと、

どんどん収納を増やしてしまうことになり、

結果、家のコストがどんどん上がってしまうことになります。

 

他方、図面の見方を少しだけ変えれば、

全く床面積を増やすことなく、

収納を増やす方法を見つけることが出来るのです。

 

その結果、無駄に一切コストを上げることなく、

より多くの収納をつくれるだけではなく、

不必要な窓やドアなどもなくすことが出来るため、

その分のコストもカット出来るし、

窓が少なくなれば、カーテンの設置費用も少なくすることが出来ます。

 

収納で大切なことは、

“いかに管理がしやすいのか?が大切です。

そこにフォーカスして考えるようになると、

無駄に奥行きが深い収納や、

棚が少ない収納をつくらなくなるはずです。

 

又、住宅会社は、少しでもコストをカットするために、

棚の数を少なくしようとするかもしれません。

また、単純に収納をたくさんつくればいいと

勘違いしている住宅会社は、無駄に奥行きが深い収納を

たくさんつくることをすすめてくるかもしれません。

 

さらに、あなたが収納をもっとつくって欲しい・・

通り抜け動線にしたい・・

と言えば、「はいはい」と言うことを聞いて、

そのように設計するかもしれません。

 

しかし、これらは、

ただただ大きさの割にあまりモノが置けなく、

かつ、使いにくい収納をつくってしまうだけです。

 

ですから、収納のつくり方には十分注意を払い、

出来るだけ片付けやすいお家を

つくっていただければと思います。