誰もが「明るくて開放的な家にしたい・・」
そんな風に考えると思います。
太陽の光が一日中降り注ぐゆったりとしたリビングで、
子供たちと共にのんびりと過ごす休日・・
朝日がたっぷりと射し込む気持ちいいダイニングで、
家族そろってテーブルを囲んで食べる朝食・・
家族みんなの元気な姿を見ながら、
食事の支度をすることが出来る
スペースも調理場も広々としたキッチン・・
多くの方がこのようなライフスタイルを夢見て
家づくりをされるのではないでしょうか?
そして、その実現のために、
様々なアイデアを勉強し工夫を凝らします。
LDKの天井を高くしたり、
LDKを広くしたり、
LDKの窓を多くしたり、という風に。
しかし、これらのアイデアや工夫は、
確実にコストは上がるものの、
それだけで明るさや開放感が増すわけではありません。
✔リビングダイニングキッチンを広くつくり過ぎると・・
リビングダイニングキッチンを広くすれば
それだけで開放感が出るような気がするし、
一日の大半を過ごす場所でもあるので、
とにかくこの空間だけは、
出来る限り広くしたいと思いますよね。
ですが、広々としたリビングダイニングキッチンは、
実際暮らし出してみると、
当初の想像とはずいぶんと掛け離れた状態に
なってしまうのが現実です。
なぜかというと、
床面積が広がった分、スペースに余白が出来てしまい、
結果的に、そこに色んな荷物を置いてしまうんです。
又、その荷物の収納として棚や家具を置くことで、
リビングダイニングが狭くなってしまうのです。
✔コストとスッキリのバランスを保つアイデア
しかも、リビングダイニングキッチンが広くなれば、
それに伴って、当然家の価格も高くなるし、
余ったスペースに置く家具を購入するとなれば、
その分さらに出費が増えることになります。
ですから、コストを不用意に上げることなく、
スッキリ感のあるリビングを維持しやすくするためには、
ただ単に広くつくるのではなく、別のアイデアが必要になります。
例えば、子供部屋を1階につくるというアイデアです。
今の家づくりでは、
子供部屋を2階につくることが
当たり前になっていますが、
1階につくるという選択肢があっても
いいのではないでしょうか?
子供部屋を1階につくれば、
間違いなくリビングに散乱する
子供たちの荷物を自分たちの部屋に
片付けてもらいやすくなると思いませんか?
なぜ子供たちが自分の部屋に荷物をもっていかないか?
毎日荷物を2階まで持ち運びするが面倒だからです。
もし、子供部屋を1階につくることが出来れば、
遥かにリビングダイニングが片付きやすくなるはずです。
結果、スッキリした空間になりやすいし、
散らかってないリビングダイニングは、
掃除も楽なのではないでしょうか?
とはいえ、開放感溢れる住まいにしようと思えば、
リビングダイニングがスッキリしていることに加えて
さらなる別の要素が必要なので、
次回は、明るく開放的なリビングダイニングにするための、
2つ目のアイデアについてお伝えしていきたいと思います。